富山写真語 万華鏡

 
277号〜288号
平成27年2月〜平成28年7月


平成28年7月 八尾の歌碑・句碑・文学碑
288号─平成28年7月発行

八尾の歌碑・句碑・文学碑

暮らしの中で、漢詩や狂歌、俳諧などを楽しむ文化が息づいていた八尾には、昔から多くの歌人や俳人などが訪れた。それを今に伝えてくれるのが、句碑や歌碑の数々である。かつての八尾の自然や暮らしを彷彿とさせる歌詞が刻まれた歌碑は、常夜灯にもなっており、風の盆に風情をそえる。

文・太田久夫・平野和子
平成28年5月 《高志の群像》西宮正直
287号─平成28年5月発行

《高志の群像》西宮正直

とやまの港町、岩瀬にある「喫茶にしのみや」。寅さんの大きな看板が目印だ。店主の西宮正直さんの人柄にひかれ、町の人々がやって来る。情の深さ を感じさせる優しいたたずまいで、相手の話に耳を傾け、寄り添い、真心で接する。不思議と縁がつながって、新たな出会いが生まれる。

文・犬島肇・中川清一
平成28年3月 昭和レトロ体感
286号─平成28年3月発行

昭和レトロ体感

氷見昭和館は、昭和三十年代~四十年代をテーマとした博物館である。展示してあるのは昭和の時代を感じさせる大量のコレクション。看板や映画ポスター、今はもう見られなくなった品々は訪れる人の郷愁を誘う。茶の間や商店街の店先が再現され、当時の暮らしを生き生きと伝えている。

文・須山盛彰・堀江節子
平成28年1月 大伴二三彌ステンドグラス記念館
285号─平成28年1月発行

大伴二三彌ステンドグラス記念館

射水市の櫛田神社の境内に、大伴二三彌氏のステンドグラスを一堂に集めた小さな美術館がある。作品に光が射し込み、ガラスを通して床や壁面に描き出される造形は、季節によって、また時間によっても表情を変え、見飽きることがない。とやまの風土に調和した作品の数々が並ぶ。

文・宮川真清・野田雄一
第288号 第287号 第286号 第285号
 
平成27年9月 栃屋の森のギャラリー&カフェ
284号─平成27年9月発行

栃屋の森のギャラリー&カフェ

彫刻家・佐々木大樹氏のアトリエを改修したギャラリー。庭にはバラ園が広がり、豊かな緑が訪れる人々の心を癒やす。里山の風景のなかで魅力的な作品を眺め、ゆっくりと静かにくつろぐひととき。店主夫妻のさりげない心配りが感じられるこの空間には、あたたかな心の交流がある。

文・筧秀峰・結城美栄子
平成27年8月 古刹・辻徳法寺 法宝物
283号─平成27年8月発行

古刹・辻徳法寺 法宝物

黒部市の辻徳法寺にある阿弥陀如来像が、国内で三番目に古い鉄製仏像であると判明した。およそ八百年前につくられた鉄仏は保存状態もよく、立山信仰の中世史をうかがい知ることができる。寺にはほかにも親鸞聖人ゆかりの宝物が残り、地域に開かれた寺として多彩なイベントを行っている。

文・加藤基樹・尾田武雄
平成27年7月 農家レストラン大門
282号─平成27年7月発行

農家レストラン大門

屋敷林に囲まれた伝統家屋を改装し、平成二十七年三月にオープンした「農家レストラン大門」。アズマダチの広い空間で郷土料理を提供し、散居村の空き家対策の新たなモデルとして注目されている。味はもちろん、器にもしつらえにも食文化や歴史を受け継ぐ地域住民の願いが込められている。

文・高柳謙治・清水照雄
平成27年6月 《高志の群像》高柳謙治 ヤーコンとともに
281号─平成27年6月発行

《高志の群像》高柳謙治 ヤーコンとともに

ヤーコンは南米原産で、地下にできるイモを食す。まだ一般にはなじみの少ない野菜であるが、含まれる成分に整腸作用があり「健康野菜」として注目を集めている。ふるさとでの新しい野菜づくりをめざす高柳謙治氏は、ヤーコンの魅力に取りつかれ、この新野菜の普及に情熱を注いでいる。

文・高柳謙治・清水照雄
第284号第283号 第282号 第281号
 
平成27年5月
280号─平成27年5月発行

平和への祈り

戦没者の鎮魂および顕彰を目的とした忠魂碑と呼ばれる石塔は全国に数多くある。JR富山駅前の「平和群像」もその一つ。芸術的要素を併せ持ち、歴史を決して風化させてはいけないという強いメッセージを放っている。 敗戦から70年、この間日本は戦争による犠牲者を一人も出していない。

文・須山盛彰・吉澤孝
平成27年4月 とやまの絵手紙
279号─平成27年4月発行

とやまの絵手紙

「ヘタでいい、ヘタがいい」のキャッチフレーズで全国に広まった絵手紙。初めて絵筆を持つ人たちの心を捉え、各地の教室では笑顔があふれている。 昭和六十一年には富山県宇奈月温泉で第一回全国大会を開催、とやまは絵手紙愛好者の聖地となった。絵とことばが響きあって小さな世界が創られる。

文・渡邊一美・吉野仁
平成27年3月 富山市民俗民芸村
278号─平成27年3月発行

富山市民俗民芸村

呉羽山の山裾に、九つの資料館等からなる富山市民俗民芸村がある。飛騨地方の美しい古民家を移築した「民芸館」のオープン以来、今年で五十周年。貴重なコレクションをはじめとして、とやまの歴史を総合的に学ぶことができる。緑豊かな文化の里は、散策の場としても親しまれている。

文・渡邊一美・吉野仁
平成27年2月 つむぎ倶楽部
277号─平成27年2月発行

つむぎ倶楽部

魚津市の住宅街の一角にある「つむぎ倶楽部」。車イス生活の人、半身マヒの人、高齢の人、介護をしている家族など、誰もが集い、つむぎあえる場所となるようにと細やかな配慮が施してある「家」だ。民間の自由な発想による垣根のない温かいコミュニティづくりは今後ますます期待される。

文・三井日出子・今村彰宏
第280号 第279号 第278号 第277号

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